2.愛の行方(ゆくえ)
作詞:阿木燿子
作曲:荻田光雄
バスが走り出す時の
砂ぼこりの向こうには
見わたす限りはるかに続くひまわりの花
ガラス越しのさよならに
手を振るあなたの姿
だんだん遠のいていく過去の時間の中へ
青春の光と
共に消える愛の行方
陽炎の命の
はかなさゆえに
胸の奥に 痛みのまま
鮮やかに残る
いつも見なれた景色が
違って見える気がして
ゆっくり顔を上げれば 膝に涙が落ちる
青春の光に
ふち取られた愛の行方
たまゆらの音色(ねいろ)の
やさしさゆえに
愛し合った 記憶だけが
いつまでも残る
|